Short Story
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2019/02/27 09:04
後日談
数日後、肖像画を描いてほしいというフィガロ国王夫妻の要望を叶えるためにフィガロ王国を訪れたセッツァーとリルムである。 久しぶりの再会にきゃあきゃあと盛り上がる女性陣を横目に、「いつまでかかるんだ?
2019/02/27 09:03
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心地よいまどろみから意識が覚醒していく。うっすらと目を開けば見慣れない本棚に囲まれた風景が目に入って、リルムはがばりと身を起こした。いつもと違うふかふかで広いベッド、部屋の中央に置かれた作業台の上に
2019/02/26 17:40
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初めて男を受け入れるリルムの中は、指を挿し込んだときに感じた一抹の不安が的中するかのように狭くて、このまま腰を入れ込むのも躊躇するほどの反発にセッツァーは思わず身を引きかけた。 「……っ、いたっ…
2019/02/26 13:28
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セッツァーはこれまで、一夜の恋人としか床を共にしたことがなかった。名前も過去も心さえもいらない女性たちとの行きずりの恋は、快楽はもちろんのこと相応の「スリル」も与えてくれた。それが楽しかった。女性の
2019/02/25 12:32
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「……触るぞ」 「ふぇ……さわるって……あ……!」 女の胸を触るなど、一度や二度ではないはずだがやけに感動を覚えた。セッツァーの手の動きに合わせてむにゅむにゅと形を変えるそれは、温かくて柔らかくて
2019/02/21 15:24
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セッツァーの寝室には部屋の主以外は誰も入ったことがない。ブラックジャック号のときからそういう「ルール」で、リルムはもちろん他のメンバーも一夜の恋人も、彼の寝室の前に立つことはあっても足を踏み入れたこ
2019/02/12 18:16
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勝負がつくのは一瞬で、あまりにもあっさりしていた。 勝利の女神が微笑んだのはセッツァーの方で、やっぱりね、とリルムはため息をついた。 「セッツァーの勝ちだね」 「そうだな、勝った方は自由にする。
2019/02/11 20:03
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フィガロ国王夫妻の訪問から数日が経ったものの、セッツァーとリルムの奇妙な共同生活は相変わらずのままだった。変わったことと言えば、リルムが少しおとなしくなったことだろう。以前ほどまとわりついてくる機会
2019/02/07 12:34
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カジノホールでは、セッツァーが卓の上でカードを広げ、ソリティアに興じていた。山札から取っては規則正しく並べていく。その手つき、表情に普段と変わったところは見受けられない。 「何だ……全然酔ってない
2019/02/05 21:30
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一方その頃、カジノホールから離れたリルムの寝室で、ティナとリルムは優雅にティータイムを楽しんでいた。 「本当に大きくなったわね、リルム」 「へへっ、もうティナのことも追い越しちゃったもんね」 「も
2019/02/04 13:06
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「まさか俺たちが結婚してから三年経ってもそのままとはね」 「俺もそう思うよ」 ワイングラスにワインを注ぎながら、テーブルを挟んで座っているフィガロ国王が心底呆れたような表情を見せた。世界の復興支援
2019/01/31 16:28:01
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「ティナすっごく綺麗だったねー!」 「ああ、マリアの格好をしていたセリスもなかなかのものだったが、ティナのドレス姿も見応えがあったな。エドガーの野郎もあんな美人の嫁を侍らせることができて鼻高々だろうよ
2019/01/31 16:28
8年越しのジャックポット
ということで、ツイッターでつらつら語ってた大人セツリルの馴れ初め話を書いてみることにしました。お話としてセツリルを書くのは初めてだなあ。 1~6は全年齢ですが、7から先はえっちパートです。
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