#オクトラ1 プリムロゼ4章、シメオンはずーっと「父親は本当にそんなことを望んでいるのか?」「復讐を果たしてキミの心の穴は埋まるのか?」ということを問いかけてるけど、改めて見るとある意味では現代の復讐譚に対するアンチテーゼなのかもしれないなと思ったり。
よく、「復讐は何も生まない」「自分の手を血で汚すのでなく、司法の裁きを」「本当にその人は復讐を望むのか」みたいに言われるけど、辛酸を嘗めさせられた人がそんなことで心のつかえが取れるなら、最初から復讐なんて選ばないわけで。
最終的にプリムロゼはシメオンの言葉に心を揺らされながらも、「誇り高きエゼルアート家の何かけて、私は己を信じ、貫く」とシメオンに短剣を突き立てることを選んだけども、彼女にとってはそれがこの10年のつらさや寂しさを乗り越えるために必要な情熱だったわけで。
父親が望むかとか、こんなことに手を染めて父親に合わせる顔がないとか、そういうことはとっくに何度も自問したけど、父はもうそんなことに言葉で答えてはくれないし、それならもうプリムロゼが頼るべきは幼い頃に父が教えてくれた家訓に従って、己を貫くことのみ。
プリムロゼにとっては、父の無念を晴らすことこそがこの10年の支えであり、信じてきたことであり、生き甲斐のようなものだったので、それが達成されてなくなった後は胸が埋まらないのもそりゃそうよって話でもあるので、そこから「これから何を信じて行こうかしら…見つけなきゃ」ってまた前を向くのは本当に強く美しい人だなと思いました。
プリムロゼの物語だけど、ここまでが長い序章みたいなもので、本番はここからなのよな〜という感じで、私は割とプリムロゼの話好きです。
なのに、ソローネの話は何とも言えない後味なのは、やっぱクロードのせいかなあ。。