"ヒカリくん"の由来? #ヒカアグ
「ヒカリくん、故郷の国では領主さんやってたんだね」
「ああ、休戦協定が結ばれてから3年ほどな。拝命したのは18の頃だったか」
「へー、あたしと変わらないのにすごい……ん……? ちょっと待って、ヒカリくんって何歳なの?」
「21だが」
「にっ……にじゅういち!? あたしよりみっつも上だったべ!?」
「そ、そういうことになるな……何か不都合でもあっただろうか」
「ごめんね、あたし勝手に同い年くらいだと思い込んでて……ヒカリくんじゃなくてヒカリさんだったね……」
「何だそんなことか。元よりそんな細かい違いは気にせぬ。これまでと変わらない姿勢でいてくれれば良い」
「そ、そう? じゃあ、これまでどおりで良い?」
「もちろんだ。俺はそなたにそう呼ばれるのが心地良い」
「えへへ……ありがと」
「ところで、ヒカリくんの本名って?」
「本名も何もヒカリだが……ヒカリ・クだ」
「!! じゃあやっぱりヒカリくんだね」
「……(何がやっぱり、なのだろうか……)」
基本的には年上の人に対してはすべからく「さん」付けでトラベラーズは仲間だから敬語こそ取っ払ってるものの、人との距離感は節度を持っているアグネアが、ヒカリくんのことは「ヒカリくん」と呼ぶのがめちゃくちゃ萌えるんですよね…。パニキやオーシュットのことも最初は「さん」付けしようとしたんでしょうけど、「良いってそんな堅苦しい!」とか言われて呼び捨てにシフトしたんだろうなと何となく分かるのですが、ヒカリくんのことは同じく「呼び捨てで構わない」と言われたろうに「ヒカリくん」と呼ぶのは、アグネアなりに彼が王族であることに敬意を払いつつも、親しみを込めて呼びたい想いが表れているようでして……。
まあ、最初は単純に同い年っぽいから(ヒカリくんは現実のアジア人よろしく若く見られる傾向があると思う)という理由と、明らかによその人なので「ヒカリくん」だったんでしょうけど、年上の人だとわかって改めようとしたら「そのままで良い」ってヒカリくんに言われてそのまま…結婚してもそのままなのが良いと思う次第です。
さすがに結婚してからは「俺はそなたの夫となったのだし、ヒカリで良いのだぞ……」ってちょっと不満なヒカリくんだけど、でもアグネアに「何か習慣になっちゃって〜……だめ?」って言われると抗えないし、アグネアにヒカリくんって呼ばれるのが好きなので「じゃあそのままで良い……」ってなっちゃうヒカリくんかわいいと思います。
まあ、それはそれとしてヒカリくんのフルネームがヒカリ・クであると聞いて「じゃあヒカリくんだね!」ってにこやかに言うアグネアも捨てがたいです。
ヒカリくんがブレイク取ったときに「やったね〜ヒカリくん♪」ってアグネアが言うのが可愛すぎた上に、「ヒカリくんって呼ぶの……!?」って衝撃だったんですね…。私はヒカリくんスタートでパニキ➔アグネア➔オズバルドの順に仲間にしていったので、パニキはまあパニキだよな…というのはまあ良いとして、何でヒカリくんだけヒカリくんなの…ちょっと特別じゃん…と思ってたらアグネア2章でのホット三段活用を見せつけられて、一気に沼が深まりましたねというどうでもいい日記。畳む