第三部1章後編「ふたつの月 満ちる刻」

で、バロン城の中に突入するわけですけど、バロン城の内部の再現度高すぎてずーっとジタバタしてしまいましたよね!!!!セシルの部屋とか行きてえ~!って思いましたけど、そこまで作られてはいませんでした…残念。

もう、ストーリーが気になりすぎて周囲の雑魚戦とか知らねえ~って感じでまっすぐ王の間に向かって突撃。例の部屋の真ん前にカインとローザはいました。もう、ここのイベントほんと尊死しすぎて、全部スクショ上げたい勢いなんですけど自重します…。

セオドアを守りたいというセシルの意志を尊重したい気持ちと、親として息子に矢を向けるのを躊躇うローザの気持ちを察したカインが「ローザ、実の親がそれ以上言わなくていい」「セオドア!我が友の邪魔をするのなら、俺は容赦なくお前を切り伏せる。”俺たち”が間違っているというのなら、お前の剣で正してみせろ!」と汚れ役と憎まれ役買って出るのがお前ほんとそういうとこやぞって思いました?(大好き)

このセリフ、カインだからこそ言えるものだし、スキンこれにしといてよかった?

それでもセオドアは「本当に父さんを思いやるなら、孤独にするのではなく、共に戦うのが真の仲間ではありませんか!」と体当たりでぶつかっていく展開めっちゃ熱かったです…。でも、カインとローザこそセシルと共に仲間との絆でもって戦ってきたというのに、それを拒むのは少し違和感があるかなあとも思ったり。でも、新世界というよくわからない状況、セオドアを何としても守りたい気持ち、仲間がどこにいるのかもわからない状況では致し方ないのかもしれません。

ただ、「仲間に頼って父を救えるとでも?」というカインのセリフはちょっとだけうーん?ってなりました…。まあ、解釈次第だとは思うんですけど、カインのこのセリフはやっぱりセオドアを試す意味合いなんでしょうね。カインの中でのセオドアは旅を通して成長していったとはいえ、やはりまだ幼く未熟な面が多いので「絆の力」と「仲間におんぶに抱っこ」を履き違えているのでは、という思いがあっても不思議ではありません。やはり、セオドアをよく知るからこそ、セオドアが言っているのが「仲間に頼る」ことではなく「共に戦う力」であるということを見極めたかったのかなあと。

ローザを攻撃するのはほんとしのびなかったのですが(ローザの被ダメボイスが本当につらすぎる)、ローザのリレイズが地味に面倒なので先に攻撃してしまいましたすいません…。

戦いの後、カインがしみじみと「……頑固で一途なのは誰に似たのか」と呟いていましたが、両親と師匠にだよ!!!!!!!!と全力でツッコんでしまいましたw間違ってないですよね。あと、ここでカインが「もうこの姿でいる意味はない」などとうっかり聖竜騎士になったりしないかなってちょっとだけ期待してたのですが、なりませんでした(デスヨネー)

いやしかし、ここのシーンは謎の男姿で良かったなあとしみじみ思いました…。カインさんだけがセオドアの知る姿っていうのが、何となく胸アツです。

間違いなくお前ら全員にです。

そして、セオドアの力と成長を肌身で感じたカインとローザは封印を解き、共に戦う仲間として認めます。いやー、この一連の流れ本当に良かったです…。大人は余計なことを色々考えてしまう。そして、「確実に大切なものを守る方法」があるのなら、我が身を賭してでもそちらを選んでしまう。カインとローザにも確実に十数年の時が流れて、考え方が変わっているのがすごく実感できる神イベントでした…。

どうでもいいけど、謎の男どんだけ色白なんですか。元のカインよりもだいぶ色白になってるんですけど、十数年の山ごもりを経て日焼けじゃなくて美白ってどうなってんの???w鎧着てたから焼けなかったんでしょうか。

さて、封印を解いた一行は晴れてセシルとご対面です。真面目で頑固で一途なバロン組の筆頭であるセシル、第一声が「なぜここに来た?」って辺りがもう、父としてバロン国王として、守るべきものは息子を手にかけてでも守る(何か矛盾してる気がするけど)、という意志の強さが感じられます。それに対して「父上こそ、なぜここにひとりでいるのです」と返すセオドア、もうバッチバチに怒ってます。何より絆を重んじてきた優しい父がこれまで積み重ねてきたものを自ら無に帰すようなことをなぜするのかという怒りもあるし、一緒に真月で戦ったはずの自分はそんなに頼れない存在なのかと、悲しみもある。

「父上には仲間がいます。なぜそれを拒絶する封印を施したのですか!」
「私がここで封じてさえいれば誰も傷つかないのだ」
「犠牲の上に成り立つ平穏などここの誰も望んではいません。どうか視野を広く、仲間のことを見てください。そしてぼくも!父上よりずっと未熟だったとしても……この世界の理”意志の力”はあなたにも負けはしません!」

セオドアあああーーーーーーー!!!???

ほんと強くなったね…「ぼくの力で進みたいんだ!」って意地張ってた頃とは違うんですよ!!!!セシルにこんなこと言うなんて、きっと4TA当初のセオドアにはできなかったことなんですよ。それだけ父はあまりに偉大すぎて(何せ伝説のパラディンだし)、ずっとずっと遠い背中に感じていただろうけど、あの戦いを経て、色んなものをその目で見て、父と共に戦いたいと思えるまでになった、っていうところをここまで完璧に表現してくれたゲームあります!!?

「ならばその力を示してみせろ!」と頑ななセシルに、「ティーダさん、皆さん!力を貸してください!」とまっすぐに仲間の力を借りようとするセオドア、これこそセオドアの成長なんですよ…。「ひとりでやってみせる」と意気込んでいても結局は庇護されていたことを知って、ひとりでは襲い来る魔物にすら太刀打ちできなかった。そこからセオドアは様々な人の助けを得て、バロンに戻って真月への戦いに赴くことになったわけで。謎の少女によって正気を失ってしまったセシルを、仲間がみんな献身的に支えていく姿を見て、絆の力を知って。青き星の精鋭よりもはるかに大きな力を持つクリエイターを、みんなの力で打ち破った。そんなセオドアだからこそ、セシルに対して絆の力を説けるんですよぉ…?その絆の中には、セシルも当然入っているんですよ!!!!これが尊死せずにいられるかってんだ!!!!!!!!!!!(うるせえ)

この後の4ラスメン組のセリフがほんとアツくてですね?

「ごめんなさい、セシル……私が間違っていたわ。あなたをひとりで戦わせるなんて、そんなこと私にはできない!」
「……闇との戦いだと言うのなら、俺にも勝ち目があるはずだ」
「たったひとりで背負い込もうなんざ、水臭いぜ!」
「ここで私たちとセオドアの力を見せて……」
「あなたを説得してみせます!父さん!
「ならばあがいてみるがいい!」

セシル完全に悪役のセリフですけど、このセリフ一つ一つがもう熱すぎて、天を仰げ!!!(尊死)って感じでした。それまで「父上」って呼んでたセオドアが、ここでは「父さん」って呼んだのもめちゃくちゃ胸アツすぎじゃないですか???(つか、兄さんどこ行った)

初っ端からハードモードでプレイしてたので、ここのセシル割と強いんですけど、もうこのメンバーで行くしかねえ!って感じで編成しました…。思いの外セシルが攻撃外してくれたので助かりました。単純にエヴァージョンが仕事してくれただけだと分かってはいるんですけど、セオドアとローザには割と攻撃外して、カインには確実にヒットさせた辺り、ちょっと恣意的なものを感じたのは内緒です。興奮しすぎて動画まで撮ったのはいいんですけど、途中上手く撮れてなかったのが無念極まりない。この戦闘開始時の会話イベント、再生できるようにしてくれないかなあ。(ログだらけでセシル見えないし)

セシルの本音

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