オクトラ2最終章感想まとめ後編

テメノス編

連続殺人事件は解決したことになってますけど、マジで私の中では何も解決しとらんwww😂😂😂聖堂騎士団がそもそも異端でしたというのはまあいいとして、聖火教会自体も何か隠してる…って話はどこに行ったんや⁉️教皇とクリック君はともかく、これで本当にロイ君の無念は晴らせたんですか、どうなんですかテメノス⁉️(審問)

テメノス編、ちゃんと理解できたのは3章冒頭くらいまでで炎の一族が云々みたいな、横溝正史ミステリみたいな展開が出始めた辺りで、私の脳内で相関図が更新されなくなってしまいました…。ちゃんとメモっておけばよかったのかな。ミステリー小説とかだと、連続して読んでるのもあるから何となくぼんやり相関図が入ってくるんですけど、テメノス編は間で他キャラのストーリー挟んだりしてたのもあって、途中からわけわかめ状態に…w

わたくし、てっきり聖堂騎士団団長は大工みたくただの傀儡とか実行犯だと思ってて、ラスボスとしては「団長に色々と吹き込んだやつ」的なやつが出てくると思ってたんですけど、普通に団長が犯人で黒幕でしたみたいな感じで終わりましたね…。いや、「団長に色々と吹き込んだやつ」は後々エクストラストーリーの方で語られそうな気はするんですけど。

教皇殺害事件から始まった連続殺人に関しては、聖堂騎士団団長が異端で黒幕でした、という流れで終わったんですけど、本当にそれだけか? という何とも言えないモヤモヤが残っていてスッキリしない…。まあ、テメノスも事件の幕引きとしてはそういう形になったけど、全ての真相が明らかになったわけじゃないから改めて「散歩」に出ようってなったわけでね。テメノスのクロスストーリーも含めて聖火教会自体が何かを隠してるっぽい雰囲気がビンビンなので(異端審問官なんか備えてるような宗教って大体宗教が何かの隠れ蓑だよね)、そこらへんはスッキリ明かしてほしい! と思うのですが、クロスストーリー後編を見る限りでは投げっぱなしジャーマンかもしれない予感がヒシヒシとします。

暗黒のもたらす力は人を引きつけてやまないわけですが、その力は人間にどうにかできるものではなく、これまでのところみんな呑まれっぱなしなので、暗黒の力を人々に吹聴して回ってる人物的にはハズレばっかり引かされて怒り心頭なのではないかと。そろそろ現生人類に絶望して暗黒の力で世界統合してやるみたいな展開来たりしないですかね(来ないだろ)

ヒカリ編

一晩経ってベンケイの本名がムサシっていうのがもうツボって仕方ないwwwヒカリくんに「ベンケイ、そなたには父の代から本当に世話になる」的にお小遣いもらって(※買収)、先代の王とはこのようないきさつでしてな…とか世間話してる中で「そうそう、ヒカリ様にいつかお伝えせねばと思っていたのですが…」「何だろうか」「実は私の名前はベンケイではないのですよ」「え……?」みたいにやってたのかと思うともうダメwww

よりによってそこ注目するの? って感じだと思うんですけど、ベンケイを買収したときに「本名はムサシ」って最後に一言添えられてたのが破壊力デカすぎて笑いすぎてしんどいwww友人(天才)が「武蔵坊弁慶から来てるのでは?」って言ってくれなかったら、一生笑ってるところだった。いや、どっちにしても笑うんだけど。つか、ク国に弁慶の立ち往生エピソードあるのが一番笑うところかもしれない。

ヒカリくんの話は本当に王道でよかった。王道オブ王道。こういうのでいいんだよこういうので!!! アグネアのストーリー作った人はライバルキャラの作り方を猛省して。 いや、3章だったか黒血剣とかムゲンが持ち出してきたくだりで「これ、もしかしたらムゲン戦の後弱ったムゲンにトドメ刺して『俺が王だ!!』って黒血剣に呑まれるリツっていう展開あり得るのでは…」って邪推してたんですけど、普通に邪推でした本当にありがとうございました。

それにしても、ヒカリ編5章は実質4連戦ってほんとキツかった…。ヒカリくんのレベルがもう70超えてたとはいえ、装備自体はメインストーリーしか進めてなかった影響で、多分推奨レベル帯のやつしか持ってなかったし、リツ→ムゲン戦を経てそこに闇ヒカリ戦入れるの!? ってなりましたよ…。当たり前だけど試合形式なわけで、もう完全に流れが聖竜騎士になるアレ。パパの出来レースと噂のパラディンとは違うのよ。ヒカリくんだけ力の入れ方も設定の盛り方も違いすぎて笑うレベル。そこでまさか自分の呪われた血を抑えることができるのが「お母さんが光の一族の末裔だから」だなんて思わんでしょ、普通に意志の力だと思ってたわ…。つまり、ヒカリくんのお母さんとオズバルドの奥さんは遠い親戚ということで、ヒカリくんとエレナちゃんはめちゃくちゃ遠い親戚…ってコト!?

まあそんな戯言は置いといてなんですが、ヒカリくんが闇に呑まれそうになって動けなくなったそのとき、ヒカリくんに仲間達の想いが届いて立ち上がる、という展開があったのは良いとして、頼むから旅の仲間からも何かくれって思いましたね…。ほんとこれ、オクトラ2の唯一にして最大の不満点ですわ…個別のメインストーリー中はPTチャット以外で主人公キャラ同士が絡むことがないという…。そりゃ、いくらでも脳内再生はしますがね!? 私の脳内では最後にアグネアが「絶対に勝とうね!」って言って、その声でヒカリくんが自由を取り戻すってことにしとくから。アズキガユの「帰ってきてね…ヒカリくん」でもヨシっていうか、あの「帰ってきてね」も実はここの伏線だった説あるよね(ないよ)

リツのヒカリくんに対する諸々のコンプレックスとクソデカ感情の数々がもうね、こじらせ親友をウン十年こじらせてきた私には刺さって刺さって…。

ヒカリくんとリツに関してはセシルとカインが本気で道を違えてたらあんな感じだったんだろうかと思えて泣けるやつ…。

リツだって、下民が理不尽に踏みつけにされるような世界は変わってほしいと願っていたけど、何かこう、そこは良くも悪くも視点が下民ってところがあって、それだけク家は強大だったし王子たるヒカリくんですらリツの知る範囲では、戦に明け暮れる流れを止めることができなかったのを見てると、そりゃもう「変える」なんてことは不可能なんだ、今の枠組みの中で少しでもいい暮らしができるように自分がどんな手を使ってでも出世するしかない、ってなるのもさもありなん…。

一度は敗走したけど、時間をかけてここまで戻ってきたヒカリくんを見たとき、リツは本当に「こいつならやるかもしれない」と思ったと思うんだけど、「上に立つ者」であるヒカリくんが変革を為したのでは何も変わらないかもしれないという恐れもありーの、そもそもここまでどんな手を使ってでものし上がってきて、自分の守りたいものを必死こいて守ってきたプライドもありーの、それをみすみすヒカリくんの変革とやらに奪わせはしたくない的な諸々の感情がないまぜになってる感がもう刺さる刺さる…。

ここら辺はやっぱりライ・メイとの対比になっていて、ライ・メイは弱小とはいえ名家出身であるし、ある意味ずっと間近でヒカリくんの信念に触れていたし、ストームヘイルでの一戦を経て「何かを為したいなら自分で動くしかない」とヒカリくんが身を持って教えてくれたことで兄の信念を思い出した、っていう流れだったけど、リツとは最後の最後まで剣を交わす機会がなかったので、成長したヒカリくんの信念をぶつけることができなかったのがね~~~~。

ようやくその機会が訪れたときには時既に遅し、もう引き返せないところまで来てたっていう…。

リツ的には、ヒカリくんへのコンプレックス的なものもずっとあったので、今更その手を取れるか!!!ってなるのもわかる…わかる…

まっすぐで強くて、どこまでも情と信念に厚くて、それでいてク家の頂点に立つこともできる血筋を引いていて、でも下民の血も混ざっていて、ってもうリツから見たらああなりたいと願ってもなれるものでないし、お前にだけは勝って降してやる!!そして妹は俺のやり方で守ってみせる!!!ってなるよ、なるよそりゃ…(頭抱え)

ムゲンには「その首を取れ!」って出てきたのに、リツに対しては出なかったところも、やはり闇ヒカリくんもヒカリくんなのだな…という…親友に対して非情になりきれないというか、最後までずっと「できることならそなたと共に歩みたかった」って言ってるのがね、ほんとこういう関係好き…ヘキ…

リツだって好きで道を違えたわけではないんだけど、どうしたってヒカリくんと同じ道では自分が守りたいものを今すぐ守りたいという願いは叶わなかったわけだし、ヒカリくんと世を変えるまでの間苦しんだり悲しい想いをする妹を誰が守るんだって話でね。リツが守りたかったものはどこまでも個人的なものだったので、ヒカリくんと同じ道を歩んでいるのでは間に合わないというか、その時点でもう同じ道にはなり得なかったんだけど、最後にはもうヒカリくんに懸けるしかなかったのが内心ではきっと分かってたし、でもそれを認めてしまうわけにはいかなかったこじらせがヘキ!!!!!ヒカリくんが天烈斬なのにリツは地烈斬なんだよあんまりじゃない?????(しかもどっちもろくに使わせなかったし使わなかった)

リツ戦は天烈斬で勝負した方がよかったかもしれないと今更…。

で、自分の中の闇を「それも俺だ、だが俺はお前には負けぬ!」ってなる展開もな…一人でもセシルとカインなんだよなヒカリくん… も、盛りすぎ~~~(食あたり)

あと、これは完全に偶然なんですがヒカリくん5章は初期メンバーであるヒカリ・アグネア・パルテティオ・オズバルドで行ったんですけどね、ク国城に攻め入ったとき~EDにかけてこの3人とのPTチャットが発生したのが個人的にはアツすぎて火傷状態でした。入城したときにオズバルドと「力を貸してくれ…友よ」「……いいだろう」、暁の鐘を鳴らしたところでアグネアと「鐘の音に乗って、ヒカリくんの想いがみんなに届いてたんだね…絶対勝とうね!」、最後にヒカリくんの戴冠式を経てパルテティオと「ヒカリならきっといい国にできるさ!」「ありがとう…パルテティオ」ってPTチャットが出たの、マジで泣きましたよね。全てを奪われ、国を追われたヒカリくんにとって、悲願を果たすというときになって、あの長旅で一番長く苦楽を共にしてきた初期メンバー4人とこういう会話ができたのは本当に嬉しかったし、やっぱこの4人特別だなあってなりました。ありがとう!!!!!

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