感想の表明方法は人それぞれだけど…

こちらのまとめを拝見しまして、「そりゃつれぇでしょ…」と思いながらふと思い立ってコメント欄を覗いてみたら「そんなことくらいで泣くなんて創作向いてない」だの「買った側が本をどう扱おうが買った側の自由」だの「自分の思った通りの感想じゃないからって駄々っ子かよ」とか書かれてて、怖え! ってなったのが今日のハイライト…。

まあ、確かに買った本をどう扱おうが買った側の自由なのはその通りだし、どんな形であれ感想は感想だろというのもその通りなんですけど、自分が出した本に赤ペンであれこれ書き込みされて返されたら、私はショックですね…。別に赤ペンじゃなくてもショックです。「突っ返された」と受け取ってしまうからですね。その上で、赤ペンであれこれ書かれてるとなれば、文字書きの方なら真っ先に思い浮かぶのが「赤入れ」というやつでしょう? 校正作業でやるアレです。もしくは学生時代にテストやら小論文やらでよく先生にされた添削。

感想をしたためた方はわざわざ赤ペンで本に書き込むくらいなので、さぞ読み込んでくださったのだろうとは思うんですけど、自分の本にそうやってあれこれ書き足された感想をわざわざ読む気になるかと言われれば、まずパッと開いてウッてなるのが先だと思うんですけど、どうなんでしょう…。

以前、本にトレペを当てて感想を書き込み、それを作家さんに渡すという方法が流行った記憶があるんですけど、あれ私は絶対イヤですね…。大体の作家さんは「感想やご意見はこちらから」という形で、感想フォームなりSNSのアカウントなり、連絡手段を奥付に書いてあると思うんですけど、それを無視して山盛りのトレペを送りつけるって、完全に作家の都合無視してますよね。内輪だけでやるならまだしも、即売会で会うだけの相手にそれをやるってどうなんでしょう。どこのページのどの部分なのか、作家自身が自分で本に当てて確認しなきゃいけないって、何でそんなことさせるの? 普通に感想フォームとかで「○○ページの××というところが最高でした!!」とかでええんちゃうの? トレペ買ってくる暇があったら、それぐらいスマホでパパっと書けるやろ…と思ってしまうんですけど。どうしても直筆でお伝えしたいのであれば、お手紙でいいじゃないですか…。

とまあ、こんなこととブログに書き散らかしてる時点で私が創作向いてないめんどくさいヤツなんだなということは十二分に伝わったかと思います…。いやもう、同人作家的には作品に感想って欲しいしありがたいものではあるんですけど、「こういう感想はちょっと…」と言ったら創作向いてないって言われるってあんまりじゃね? 貰う側だってそういうのは欲しくないって言う権利はあっていいと思うんですよ。濫用はしちゃダメですけどね。自分の意に沿った感想しか認めん! なんてのはまた話が別で。

それにしても、最近の同人界隈って規模が大きくなったのと、こうしてすぐネットでお気持ち表明ができたりするせいもあって、色々と怖いなあって思いますね…。この話だと、良かれと思って感想をしたためた人も、本を出した作家さんも誰も得してないし、勝手にツイッターで話されてこうしてまとめられて、知らない人にあることないことヤンヤヤンヤと言われる学級会になっちゃって、何だかなあって気がしてきます。書き手にも読み手にも色んな人がいますけど、何でこう「感想を送るのは是か非か」みたいな話になるのか。

まあ、こんなところで私がどれだけお気持ち表明したところで何が変わるわけでもないですけどね。今の同人界隈ほんと怖いわ…。

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