そして、ついに召喚されてしまった邪神ヴィーデ。うーんFFでもおなじみのポッと出ラスボス…(コラ!)
明日など要らぬ、人間は醜く、常に何かを奪うことしか考えていない。本当にどうしようもないから滅ぼしちゃおうというカザンに「俺は、友と過ごす明日を迎えたい」と一片の曇りもなく言い放つヒカリくんですが、この人ほんと何をどうしたらこんなまっすぐな光になるんです…? 一歩間違えたら闇堕ちまっしぐらなのに、友のために全ての因果を断ち切る! と剣を振るうヒカリくんがあまりに眩しかったです…。できれば、せっかく8人揃ってるのに、というかここに来るには8人全員揃えて全員分のメインストーリークリア→クロスストーリークリアが必要なので、メンバーの分岐もないんだから8人全員でFF4とか6のごとく「明日は必要なんだ」ということを演説してほしかった感あります。
邪神ヴィーデ戦はそんなに苦戦はしなかった…のですが、何せ「このまま寝られるか!」って勢いで突っ込んだので全員のサポアビもボス戦用に組んでいなかったし、サブストーリーやるときにちょいちょいメンバー入れ替えてはその時々でジョブを適当に変えていたので8人中商人が3人(パニキ含む)という本当に意味分からん編成で、第二形態で控えメンバーも含めて全員参戦! になったときはマジで焦った。ちなみにジョブと編成は以下のとおり。
ヒカリ | 祈祷師 |
アグネア | 発明家 |
キャスティ | 商人 |
テメノス | 学者 |
ソローネ | 商人 |
パルテティオ | 神官 |
オズバルド | 薬師 |
オーシュット | ウェポンマスター |
一応、以前異界の門に迷い込んでフルボッコされたときに「8人全員出撃の必要がある」ということは把握したので、おそらくラスボス戦もそうなんじゃないかと予想した上で、全員に装備を割り振ってたのでまだセーフでした。ミント戦の時点で裸だったオズバルドとソローネにも、その後何があるかわからんからと一応装備は割り振りましたが、ジョブは考えていなかったのでちょこちょこ意味分からん感じに…。
でもまあ、結果的にはこれで良かったのかなというか、ほぼ第一パーティが回復・攻撃・バフ役を担って、第二パーティは盾役・緊急回復・シールド削り役という感じに上手く役割分担できたのは僥倖でした。何も考えずに突っ込んだけど何とかなるもんだ。あと、アグネアのシルティージとキャスティの調合はチート。シルティージでテメノスの超過回復を全体化して実質的に攻撃カット、キャスティでBPをとSPを無限に回復して物攻アップを乗せ、ヒカリくんとアグネアでひたすら斬ったり蹴ったりしてました。途中で第一パーティの攻撃アビが封じられてしまいましたが、弱点属性が上手く噛み合ってたこともあって、第二パーティでシールド削りながらのらりくらりと交わし、ブレイクできたときには封じられていたアビも解禁されたので、最後にはバフ盛りのヒカリくんの真・十文字斬りが火を噴きました。美しいフィニッシュであった。
夜が明け、明日を取り戻した8人は再び南クロップデール森道のキャンプ場(違)へ。これで8人の旅も終わり。でも、それぞれの旅はずっと続いていくし、何かあれば必ず駆けつけるからと各々思うことを告げてそれぞれの道を歩きだした。仲間になった順とは逆順での別れでしたが、ヒカリくんの心を一番救ったであろう最初の仲間パルテティオが「またな!」と去って、(私が主人公に選んだ)ヒカリくんが最後に「帰ろう…友の元へ」と歩き出すエピローグ、もう泣かずにいられるかよ…この8人ほんと大好きで…こんなに終わってほしくないRPGは初めてやったかもしれない。
スタッフロールを眺めながらこれまでのボス戦が順番に出てくる演出に「ああーこんなのあったなあっていうか誰?」みたいなのがいっぱいあって笑ったり、曲がメドレー形式になってることに泣き、もうほんと情緒ぐっちゃぐちゃ。
スタッフロールが終わると、ニューデルスタを一人で訪れるヒカリくんの姿が。「フフ…ここまで盛り上がっているとは、さすがだな」と後方彼氏面しながらニューデルスタの街を練り歩けば、至るところにアグネアのポスターと、これまで関わったNPCたち、そして仲間達…。みんなでアグネアの晴れ舞台を見に来たんですね。それはいいんですけど、劇場前で客引きしていたドルシネアに「さすが初代スター!」ってライラが感動していたことにちょっともにゃり…。スターってそんな代替わりするものじゃないし、ドルシネアだってスターでいいじゃない…何かすっかり下積み時代に戻りましたみたいになってたけども。というか、アグネアのお母さんだってスターだったので、ドルシネアが初代スターは色んな意味で間違ってる。最後に舞台上でアグネアが「仲間達がいれば、きっと乗り越えられる」と演説していたのにこれまた泣いたし、舞台が終わればヒカリくんは仲間達と控室に行ってアグネアにプロポーズかしら…などとニヤニヤしたり。最後にアグネアが披露した曲が「きぼうのうた」でなく「OCTOPATH TRAVELER」だったのがもうトドメだった。
本当に素晴らしいゲームでした。友人がドハマリしていたので興味持って何となく始めてみましたが、最初から最後まで万遍なく面白かったし(一部モヤっとしたストーリーはあったけども)、仲間達がとにかく魅力的で大好きで。ゲームシステム上、基本は4人で動くわけですが4人を選出するのが毎回惜しかった。みんな連れ歩きたい。エピローグでアグネアを除いた8人でゾロゾロ歩けたのほんと嬉しかったです。欲を言えば妹ではなくアグネアも連れ歩きたかったのですがそこは仕方ないですね。誰がどこにいるか分からなかったので、出会った先から連れ歩いたせいでカプ厨的にはもうちょっと並びにこだわりたかったところですが仕方ない。2周目以降にやります。
ということで8人の旅は終わってしまったのですが、まだ裏ボスと真理の秘石が残っていますのでね。現在平均レベルとしてはヒカアグが79、残り6人が65前後といったところなのでもう少し育成して、歴戦武器の追加分をもう少し集めてみてからチャレンジしてみようかなと思います。俺たちの戦いはこれからだ!!!
そしてヒカアグとテメキャスももっと描く~~~!!!!!!