ストーリーの実装前日にセオドアの参戦が発表されて、めちゃくちゃソワソワしたんですけど加入するのはどうやら後編のようで、前編は新世界に飛ばされた戦士たちがどういう状況にあるかという説明回って感じでした。
旧世界でWoLさんに「自分と似ている君ならみんなを導いてくれるだろう」と盛大に重い荷物を託されたオニオンナイトですが、目覚めてみると近くにデッシュがいたのは大変心強かったのですが、デッシュを含めて合流した10組がシーモアも含めてWoLさんのことを覚えていないどころか、旧世界でみんなを率いていたのは自分だということになっていたことに大きなショックを受けます。
それと同時に、「あの人のようにしっかりしてみんなの支えにならなくては」と大きなプレッシャーを一人で抱え込んで、すっかりやさぐれてしまうのですが、断片的にWoLさんのことは覚えている気がするのと、同じように大召喚師であるブラスカの娘であり、父と同じ道を選んでスピラの民の命運を背負ってきたユウナの説得に「自分らしくやればいい、みんなを頼っていいんだ」と考えを改めて、10組と共に仲間を探すことになります。
……というのが前編の大まかなストーリーになりますが、その合間にティーダがセオドアと出会っていました。
顔をひと目見ただけで「えっ!?」とティーダが驚くほど両親に似ているらしいセオドアですが、とりあえず両親のことを知っているティーダと行動を共にすることになります。セオドアの詳細は伏せられて後編で出すのかと思いきや、顔と名前はもちろん、両親の名前がセシルとローザだということまでしっかり出てきたのでびっくりしました。
ティーダはオニオンやユウナと同様に(おそらくDdFFかDFFACに参戦しているキャラ全員)WoLさんに授けられた光の羅針盤を持っていて、それを使うと他の人の様子が見えるようで、セシルの姿を探知したティーダは次元のひずみを開いてセオドアをセシルの元に導こうとします。というか、さらっとセオドアが「これは…次元のひずみ、ですか?」って言ってたんですけど、どこでその単語を知ったのセオドア…。


時をほぼ同じくして、ザンデもこの世界に召喚されたイベントが挿入されていたのですが、どうやらザンデはマーテリアもスピリタスも「喚んでいない」らしいです。ということはおそらくセオドアもそうではないかと推察しているのですが、その割にセオドアが次元のひずみとかいう単語を知っているし、妙に落ち着いてセシルとローザを探しているところが何となく引っかかります…。ティーダが「この世界では意志の力が大事なんだ」って説明しているのも普通に受け入れてますしね。うーん、この辺はいずれ語られるのでしょうか。
あと、ティーダを含めてセシルとローザが恋人同士であることは周知の事実ですが、終章でセシルが「ぼくに子供はいない…と思う」と言っていたところからも、このふたりを含めて4組には4TAの記憶はないと思われます。まあ、カインとゴル兄さん辺りはイグニスみたく「敢えて」若い頃の姿を選択している可能性もあるし、そう考えたこともありますけど、ストーリー中のどこかで「カインは喚ばれた時期が早かった(から神々の思惑に詳しくない)」的なことを言われていた気がするので、4TAの記憶はないのかもしれません。
その割にカインの行動が迷いなくセシルの力になる方向に特化しているのは4~4TAの、山ごもりを経てもなお迷いと後悔の中にあった彼を考えると割と不思議なところではあるし、「この世界でなら誰にも操られることなく純粋に盟友として戦える」と言っていたのは気になります。でも、逆に言えば「過去に戻ってやり直せたら」という願いがカインの根底にはずっとあって、それが積もり積もって4TAでは闇カインに至ったわけですけど、そうなる前の4本編・バブイルの巨人後の段階の彼なら光を失ったセシルを目の前にして「これは償いのチャンスなのかもしれない」と思っても不思議ではないのかなあ。
まあ、4TAの記憶があろうとなかろうと、やはりカインの中で親友を裏切ってしまった事実は周りが思うよりずっと重くのしかかっていて、それに対する贖罪をずっとしたかったんだろうなということがすごく伝わってくるなあとカイン断章と第二部2章の流れを見ると実感しますね。
とまあ、ぐだぐだと考えてはみたのですが、とりあえず4TAプレイ組はセオドア参戦の一報に、喜びと共に誰もがこのことを真っ先に危惧したと思うのですがどうなるのか楽しみです。
