もうずっと「お前は何を言っているんだ?」って頭グルグルしてた。
ソリューション・ナイン探索
とりあえず、対ゾラージャ戦に備えて情報が欲しいウクラマト一行はエレンヴィルの母親…であるらしいロボが率いるオブリビオンという組織と協力関係を結ぶことに。
スフェーンではなく、こちらを選んだのはやはり頭から信用していいものか分からないのと、少なくとも現時点ではハッキリ目的が同じだから。妥当な選択だと思います。
で、オブリビオンの本拠地はソリューション・ナインという都市にあるというので案内されたわけですが、このソリューション・ナインってジタンのアビリティだよなあ…。さすがに正確に覚えているわけではないのですが、ジタンがトランスしたときの変化技じゃないったっけ。下手にググるとネタバレ踏みそうで怖い。

これがまた世界観どうしたと言いたくなるような近未来都市…というより、ほとんど東京では? 新宿とかあの辺から人通りを1割くらいにまで減らしたらこんな感じでは? って思ったんですけど、これは私が田舎民だからそういうイメージに見えたのか、果たして。
ウロウロしていたらスフェーンに見つかった出くわしたので、ソリューション・ナインとスフェーンを知るチャンスということで観光案内してもらうことに。
そこで語られたアレクサンドリアの歴史はまさに、霊災のトリガーと呼ぶべき災害でした。闇の氾濫に似たものがある。

この話だけ聞くと、アレクサンドリアがあった鏡像世界は、既に統合されてしまっている可能性も否定はできないか…。少なくとも80年前に前連王が到達していることから黄金郷は存在していたわけだし、そのもっともっと昔からヨカフイ族は黄金郷の光景を夢に見ていた。ということは、第七霊災よりももっと昔の霊災が起きる少し前とかに、アレクサンドリアだけ黄金郷の位置に転移してきても不思議ではない…と思います。
まあ、第一世界みたいに光の氾濫が起きても霊災を起こすにはひと押し足りなくて、そのまま機会を待たれていた可能性もあるにはあるけど。いずれにせよ第一世界だって光の氾濫でノルヴラントの一部を残して消滅してしまったようなものだし、アレクサンドリアのあった鏡像世界も凡そ人が住める環境ではなくなったことは確かなようです。アレクサンドリアは自分たちの技術でもって、原初世界との統合に活路を見出したといった感じでしょうか。

ただ、いくら技術が優れていてもアシエンのように次元統合を引き起こしたわけではないので、統合しきれないまま黄金郷として何百年も存在していただけだったのが、ゾラージャの登場によりこの30年で一気に統合が進んだといったところか?
そして、この一種の次元統合を引き起こす技術に反対し、オブリビオンを結成したのが他ならぬクルルの両親であり、彼らはそのために追われる身となっていたと。20年前にガラフ達が調査に訪れた際、夫婦は娘(と鍵)だけでもとガラフ達に接触して託したのですね。

ゾラージャの子、グルージャ
この時点でも情報量多すぎなのに、ゾラージャの子まで出てくるとかいい加減にしろwww確かにここに来て30年経ってるならそりゃ子供くらいいても不思議ではないけど、母親は誰よ!? とツッコミまくったのですが、友人がポツリと
「待って、もしかしてこの子…“作られた”んじゃないですかね…」
そんなことを言い出して、アッ…てなりましたね。そう、FF9では“作られた”器や道具である人形が自我を持つ、といった描写とかキャラが多いです。何らかの理由で、ゾラージャは己の魂を移す器を“作って”、その後その器が自我を持ったため捨てたのか、はたまた捨てられた後に自我が目覚めたのか。いずれにせよ、ゾラージャの血は引いているのかもですが、みんなが想像している「ゾラージャの子」とはニュアンスが全然違うものなんじゃないか、と考えると辻褄が合うような気がします。少なくとも、ゾラージャが適当なマムージャ族を手篭めにして…とはちょっと想像つかんというか、そんな興味なくね? って方が先に来るし、そもそもヘリテージファウンドに来てからマムージャ族らしき種族を他に見たことがない気がする。
……が、一応周囲はもちろん本人もゾラージャが父であるという認識はしているようなので、ウクラマトがゾラージャを討つという話をうっかり立ち聞きしてしまった彼は危険な外に出てしまうことに。
旧アレクサンドリア城下町
探しに行ったヒカセンとウクラマトの前に広がったのは、文字通りアレクサンドリアでした。


あまりに見覚えある光景すぎる!!!!!なわとび…かけっこ…ウワアアア! 誰だよ「どうせエブラーナ氷原みたく地名だけやろ」とかナメたこと言ってたのは! 私ですスミマセンでした!!!
廃墟ではあるけど、これはもう問答無用でアレクサンドリア。雷光大戦の際リンドブルムが引き起こしたという大災害によってアレクサンドリアはこうなったのでしょう。
無事にグルージャ(ゾラージャの子)を発見したと思いきややたら人間臭いボロボロの機械兵が彼を守っていた模様。

ええと…アデルバート・スタイナー(Adelbert Steiner)ですか? と思ったけど、名前的には別にかすってもないか。言動的にはビビ殿に対するスタイナーに近いものがある気がしますが。王宮騎士だし。プルート隊率いてませんでした?
このオーティスとグルージャは友達らしく、色々あってげんこつ芋シチュー(!)を振る舞ってもらい、ウクラマトとグルージャも仲良くなったのですが彼は自らの出で立ちについて語ると同時にとんでもない爆弾を投げかけてきました。

ということでね、何とアレクサンドリアでは死者の魂をストックしたり自己強化に使用するだけでなく、死者の魂から洗い出した記憶を人形に移し替える技術まで持ってたわけですね。そして、今いるスフェーンは生身の人間ではなく、死者の記憶を持った人形であると。
まあ、この話がFF9だなあって気付いた辺りとスフェーンの石言葉で彼女はガーランドであろうと思っていたので、何となくヒトではないという予想はしてました。FF9のガーランドも、イーファの樹の管理者として作られた人形ですからね。ミコトの可能性もなくはないけど、アレクサンドリアの王としてこの道を突き進むしかない、とひとりごちていたシーンを見るにつけ、ガーランドの方がしっくり来ます。
と、ここでひとつの疑惑が私と友人の間で膨らむことに。
エレンヴィルの母カフキワは、本当に本体が「安全なところ」にいるのか…?
その疑惑は無情にも、この地に住むエレンヴィルの同郷の友人が誰一人カフキワのことを覚えていないというシーンを挟まれることで確信に変わるのでした。
そして、オーティスが言うには「死者の数だけ永久人はいる」
スフェーンが言うには「永久人が生きるには特殊な環境ととても沢山のエネルギーが必要」「永久人が生きる環境は既にギリギリで余剰がない」
要するに、アレクサンドリアでは人が死ぬと、その魂は記憶とそれ以外に分けられて記憶は永久人の中に、それ以外は残機ストックとして労働の対価として生きてる人間に配布されているんですよね。そうなるとその、上手く言語化できないのですが、何かが絶対的に足りなくなる気がするんですよ…。新しく生まれ変わるための魂、なくない???
FF14の世界観では、鏡像世界であれ原初世界であれ死者の魂は星海に還り、そこで禊を経て新たな命として生まれ変わります。その流れのバランスが崩れることはあれど、まあ死者と生者は概ね一定に保たれていると思われます。
ところが、アレクサンドリアではそうではない。死んだ人の魂は今生きている人の残機としてストックされ、循環しません。けど、生きている人の安寧のためにも残機は必要だしおそらくは永久人が生きるための環境にしても、その記憶を保持するために魂を用いたエネルギーとか特殊なエーテルみたいなものが必要なのでは? でも、魂は有限でアレクサンドリアでは循環してないということは、足りないですよね? 自分たちで供給できない、でも必要な資源が足りないと、どうする?

そんな話を聞いた後でこの勧誘、「お前も鬼にならないか?」としか聞こえない。