元々はセシロザがイチャつくシーンで流れる「愛のテーマ」に歌詞がついたものなんですけど、正直言って、FF4DSはきっちり3周した割にこのED曲の印象が薄くてですね…。
声が好みでなかったことだけは覚えてます。
だからあんまり歌詞とかも真面目に聞いてなかったんですけど、そのときは何となくセシルとローザの歌なのに、ちょっと暗めだなあという印象があったんですけど、カイン視点の歌詞って結構言われてるのを見て、へーそうなの?と思って改めて調べてみたんですよね(今更)。
で、思ったんですけど、これ結構色んな解釈できる歌詞だなって。パッと見は、確かに試練の山でひとり月を見上げながら、過ぎ去った昔を懐かしみ、もう二度と戻ってこない日々と愛しい人たちを想うカインの心情を歌ったものに見えるんですけど、何となくそれだけじゃないなーと。
例えば冒頭の「君の名前 心で呟いた この僕の想いはそこに届かないのに」っていう歌詞、セシルからゴルベーザへ向けた言葉とも取れなくないです?
「僕の想い」は単に恋愛感情を指すだけじゃないですよ。ずっと天涯孤独だと思っていた自分には血の繋がった兄がいて、その兄と憎み合って世界中を戦いに巻き込んだ上で、その兄が洗脳から解き放たれた後はろくに言葉も交わさないまま別れてしまいました。今やゴルベーザはもうひとつの月であてのない長い旅路についてしまい、会える保証も、連絡を取る手段もない。
ギルバートからアンナ・テラ父娘に向けた言葉とも取れますね。どっちももう二度と会えない、手の届かない存在。
全般的に、もう取り戻せない過去の日々を愛おしく思い、懐かしむ内容なので一概に誰かの視点だと特定ができないなと思いました。
中盤の「君の涙ぬぐうこともできず この僕の両手はここで震えているだけ」という歌詞も暗黒騎士時代のセシルとローザの関係を示唆しているようにも見えますし、リディアを見守る母の視点にも見えます(一人称の問題はひとまず置いといて)。
カインの苦しみを救いたかったのに、今の自分たちにはできなかったセシロザの後悔にも見えるしな。
変わり種で言えば、両親を亡くしてひとりで国を支えることになったエッジやギルバートを側で見守る人たちの視点とかね。涙なんか見せないし、一応の決着はつけてもやはり背負うものの重さに不安な夜がないとは言えないだろうし、心で流している血の涙を側でぬぐうこともできないと嘆く側近とか。
まあ何ていうか、割と一フレーズごとに視点や解釈を変えられるというか、それこそ月みたいに変幻自在に姿を変える歌詞だなあと思いました。
それだけ、FF4のキャラ達って持ってる背景に共通項が多いし、複雑な人間模様が描かれてるし、それでもなおみんなで力を合わせて平和を取り戻し、一丸となって世界のあるべき姿を取り戻していくんだなあ…。
その余韻が続編ではあんなことに…(´;ω;`)ウッ…
いやね、4TAあってこそ4の物語も本当の完結なのはわかるしカイポロ萌えだって4TAあってこそなんですけど、原作のゲーム発売から17年経ってアレを出されても困るというかだね。
そんなFF4TAももう初出から12年が経とうとしてますとか嘘やろ…。そんな頃になってカイポロにどハマりするとか、FF6が発売10周年くらいの頃にPSでプレイしてエドティナにどハマりしたパターンと同じですやん。何でそんな10年も前のカプにいきなりハマるの私。
でも、最新ゲーのカプにハマったときは結構エライ目に遭って一年足らずでとてつもなく疲れたので、一周遅れ通り越したくらいの方がいいのかもしれない。もちろんほぼ自給自足だけど。それでものんびりマイペース保てるからいいな。
話逸れたけど、なかなか面白い歌詞でした、月の明り。他にも解釈の余地がありそうで楽しいなこういうのはw

