カインがポロムに迫るとき

カインって基本的には「お前」「あんた」って感じの砕けた二人称を用いてるんですけど、原作中で唯一、ローザに想いを打ち明けたあの瞬間だけは「君」を用いてます。

「俺は…君にそばにいてほしかったんだ!」

ゆえに、基本的にはポロムにも「お前」なんだけど、改まって告白とかプロポーズとかそういうときには「君」なんじゃないか、と思ってるんですけどね。

そういや、ゾットの塔でのイベントは別として、カインはローザのことを「お前」と呼んでると当たり前みたいに認識してたんですけど、カインのセリフをあれこれ思い返してみてもローザを「お前」と呼んでるシーンが思い浮かばないんですよね。

DS版では確か心の声でローザをお前と呼んでるシーンがあるんですけど、ローザに向かってお前と呼んでるシーンはなかったような気がするんですよね。大概「ローザ!」「おいローザ」って名前で呼びかけてることないです?

逆に、セシルは意外とローザのことを「君」と二人称で呼んでるシーンがかなりあります。セシルは基本的に「君」「あなた」などの二人称を用いていて、唯一カインにだけは「お前」を用いてます(ゾットの塔以降では君と呼ぶこともある)。

何ていうか、実はローザに対して二人称で呼びかけてるシーンが少ないことに気付いて、彼女への二人称での呼びかけが多いセシルとの関係性の差みたいなのが今更泣けるやつですね…。ほんと、最初は何でもなく仲良し三人組だったはずなのに、どこで狂い始めたんだろう。

話戻って、TAを経てカインがポロムと接する機会が増え、彼女からの想いに呼応するかのように想いを寄せるようになったとして、彼女への呼びかけはどうなるんだろう。

恋人になる前後は「お前」で、想いを告げるその瞬間は「君」になるのも捨てがたい。でも、それはそれとして一貫して「お前」のままで、「お前にそばにいてほしいんだ」とあの時と言葉こそ同じでも、全く違う表情で、何より「お前」とあの時よりも近い雰囲気で想いを告げるカインというのもこれはこれで熱いと思うんですよね。

ゾットの塔では、叶うことのない想いゆえに大切な親友を傷つけたことを謝罪せずにいられなかった。贖罪のための告白。

でも、ポロムにはそうじゃない。過去の愛憎を全て受け入れたことで、ポロムからの想いにいつしか自分も惹かれていたことに気付いたカインの今度の告白は、想いを叶えるための告白。だから、より親しみを込めて「お前」と呼びかける。

そんなのもいいなと思った次第です( ˘ω˘)

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