#FF14 何か今更だけど、7.1以降の感想とかをチラホラ読んでいて「本物スフェーンも会って間もない段階でゼレニアがぽっと出すぎて、さっき会ったばかりの人が全く知らない相手の“死”を悲しんでる状況だった」みたいな感想に、い、言われてみればそうか…って思ったり。
何だろうな、私なんかはFF9めっちゃやってたから、見た瞬間に「べ、ベアトリクスだ!!!!!」ってなったし、ベアトリクスがどんなキャラかも、その立ち位置も知ってるからこそ「よくもこんなことを!!」って叩きのめしに行ったわけですが、FF9知らん人からすれば、「マジで誰?」になるのは本当にそう…。
実際、スフェーンに仕えていた女騎士の話題ってオーティス(スタイナー)の口からも、スフェーン本人からも、7.0ラスダンのアレクサンドリアですら語られていないので、何ていうかなあ、完全にFF9の前提知識ありきな流れなんですよねアレ…。
これは永遠の闇もそう。永遠の闇なんかはもう、7.1辺りから死の恐怖のことを散々言い出した辺りで「出る」と思ってた。
ここが7.1からの流れの少し残念なところで、6.1〜6.5にかけてのFF4ストーリーに関しては、ゴル兄さんや四天王の知識なんかなくっても「FF14内の知識と流れだけで分かる」構造になってたと思うし、実は敵に洗脳されていましたという今や有名すぎるくだりも、そもそもFF14世界のゴルベーザ本人ではないというところで上手いことずらして説得力持たせてたんですよね。あれは本当に舌を巻きました。途中でゴルベーザのメモリアを拾うくだりも伏線としてめちゃくちゃ優秀だった。
けど、7.1〜7.3のカリュクス、スフェーン、ゼレニア、永遠の闇辺りはFF9の知識があるのとないのとで解像度がだいぶ変わってくる書き方なのかなあと思ってます。
やってたときも思ってたけどね…「これFF9知らん人からはどう見えてるんだろ?」って。14のストーリー的にも、カリュクスの目指してた「死を超越した世界」って古代人やらウルティマ・トゥーレやらレムナントやらで色々見てきたので、「んんん…予後は滅亡でしたが…」という気持ちが大きくて。
そこら辺はほんと残念だったかなあと思います。過去作ストーリーを絡めたり、オマージュするのは14が「FFのテーマパーク」なこともあるし、私自身過去作大好きな老害なので大歓迎ではあるのですが、過去作の知識を前提にした伏線のブン投げは優しくないかなと思ったりしました。
まあ、今はFF9が周年で公式が祭りやってることだし、14のメインストーリーも9モチーフ、ぜひこれを機に触れてみてねという導線も兼ねてたんでしょうけど、この展開でFF9やってみよって人がどれくらいいるのかは謎。そう言わずにやってみてくれ…カリュクスの元ネタのクジャはめっちゃイイキャラしてるから…。ある意味対称的。