ちょいちょい思うけど、ウクラマトって何がそんなに嫌われてるんだろう…。言うほど距離なしデリカシーなしとも思えなかったし(アリゼーとかの方がよっぽどお前私の何?みたいに感じる)、まあ未熟なお姫様(?)の成長物語としては拙速すぎた感は否めないけど、それだけを以て黄金がそこまで叩かれてるわけはなかろうと思うんですよねえ。
逆に、漆黒ってめちゃくちゃ持ち上げられてるけど、何がそこまで良かったの? とは思う。いや面白かったよ、面白かったんですけど、そんな持ち上げるほどか?
リアルタイムだと、エオルゼア世界でのアシエンの行動の意味が明かされるから、まあ確かに衝撃だったんだろうし、エメトセルクの最期のあの表情はな、ああ、これでヒカセンももういよいよ背負いきれないもの背負っちゃったなって思ったよ。私の自機は元々「英雄」なんかじゃないし、物語の主人公でもないから、背負うものなんか何もなかったのに。背負わされたよ。
何やかんやちゃんと王様してるわけだし、即位してからもアレクサンドリア側と何とか友好関係を維持しようと頑張ってるんだからさあ、と思ったけど、アレクサンドリア側からしてみたらトライヨラへの感情ってどうなんでしょうね。
永久人を活用した残機システム自体が自分とは関係ない他人の命を犠牲にするしかないシステムで、そもそも死自体を自覚しようのないくらい遠ざけられた状態でそこのところは大して知らされないまま、いきなり目の前に残機システム終了です、死んだらオシマイですって突きつけてきたのは何というかこう、ある意味では文化そのものを乗っ取られたみたいな…。
先日ララヒカアグで紅蓮をクリアしたときに、元々ギラバニア地方の国歌だったであろう歌を帝国がメロディーラインそのままに、歌詞だけ帝国賛歌に替えてたっていう事実がそこで明らかになるわけですが、ほんとえげつねえことするなって思ったし、それを思いつくエメトセルクも大概やなって思ったけど、アレクサンドリア側からのトライヨラ(を含む原初世界)への感情もそれに近いものがあるかもなあと。
とはいえ、最終的にはどっちも自分たちが生き残りたい! を懸けて戦うしかなくて、何度も言うんですけど特に紅蓮から先は手を変え品を変えずっとそうやって戦ってきたやろっていうしかなくてな…。黄金だけを以て、これは違うとは言えないのですわ。共存できない者同士が同じ場所での生存を主張したら、そりゃ戦って勝つしかないし、勝った方が「正義」なんだろうっていう。