スサノオ戦は登場から退場までとても楽しいけど、いつもラーヴァナと混ざるんだよな…。


紅蓮編、ギラバニア地方を帝国から奪還するというのが目的ではあるものの、そのために東方地域の奪還を支援・成功させることで帝国の目をギラバニアから逸らし、反乱軍の士気も高める…というやたらと生々しいストーリーと戦術が繰り広げられるのですが、描こうとしているものは黄金にも通じるものがあるなあという印象。
まあ、紅蓮はファンタジーかと言われればあまりファンタジーらしさはないし、ヒカセンが一騎当千の英雄とはならない(負けイベントも結構あるし)ので、好まない人が多いのもむべなるかな。でも私は割と面白いと思います。特に東方地域の話がね、なかなかに考えさせられるものがある。ヒカセン側は国を取り戻したくて必死な人たちなわけだけど、国を売るほどに憎み、国そのものに復讐するほどに歪んだ人を生んだのもその国なわけで。
ギラバニアの人たちは少し違うスポットを当ててるのも興味深いかな。何にせよ、みんなそれぞれ守るべきもののために、それぞれの敵とそれぞれの方法で戦ってたわけで、ヒカセン側が正義で帝国が悪でなんていう二元論では簡単に語れないのが紅蓮ですな。
まあ、そこ言い出したら別に紅蓮に限らず、蒼天から黄金まで全てにおいてそういう話なんですけどね。