普段「ヒカセン戦おうぜ!」としか言わないゼノス君が、珍しく何かマトモなことを言ってる(ような気がする)シーンだな…。ゼノスはゼノスで、小さい頃から曾祖父が父に対してどういう振る舞いをしていたかとか、色んな権力争いや帝国式のあれこれの中で暮らすうちに、確かなものは己の力のみという結論に至って、それだけをよすがに生きてきたのだろうかと思うと彼は彼で哀れなのかもしれない。
その地位ゆえにまともな人間関係を築くことを学べなかった上に、無駄に力だけは強いから、ようやっと出会えた自分の血を沸かせてくれる存在(ヒカセン)の気を引こうとして世界の破壊も厭わない精神もあれば力もあるってのがこれまたタチが悪いのだけどね…その根本にあるのは小さな子供が「俺と遊んでよ」ってジタバタしてるだけというのが何ともはや…。だからって受け入れることはしちゃいけないと思うんだけど、これほどまでに求められてしまうと、もうヒカセンがしっかり身請けしてやるしかないのか? と思ったりもする。
そう感じた自機は紅蓮決戦アラミゴを周回するのであった…。


