#FF14 #オクトラ2
メーティオンが様々な星で出会った生命体から受け取った「命のこたえ」は、まあ凡そファンタジーもののRPGのお約束みたいな部分があるとはいえ、カザンの出した結論ともほぼ一致しているのはなかなか興味深いものがあるなあと。
カザンはク国のもたらす戦火によって、命にも明日にも価値はないという結論に至ったわけだけど、メーティオンも様々な星でそうした滅亡を嫌と言うほど見てきたわけで。奇しくも、両者ともあまりにも多すぎる死を目の当たりにすることで生への絶望に行き着いてしまったのよね。
それでも、カザンは多少なりとも「ヒカリ殿に賭けてみるのも悪くはなかろう」という思いがあったのではという淡い期待を寄せる余地はあった。そうでなければ、もう後戻りはできない状況であったにせよ、ヴィーデを不完全なまま召喚するような下手は打たなかったのではないかと。カザンに夢見過ぎな自覚はあります。
何か、そう思うと終焉を謳う者と化したメーティオンも、もしかしたら何かしらヒカセンに賭けたいと思わせる余地はあるのかもしれないな…。絶望に染まった姉妹達の報告を「こんなことは聞かせられない!」と逃げ回り、それを探し出せたのはヒカセンだけ。もしかしたら、あのメーティオンに接触できていたのは僥倖になるのかもしれないなあとぼんやり。