びくびくと震えるティナの腰をそっと下ろして、彼女の口唇に自分のものを重ねながら、ぎゅうっと抱きしめる。そのまま何も言わずに、そそり立った自身をティナの柔らかく濡れそぼった秘部にぬるぬるとこすりつけて、腰を進めようと力を込める。少し強引すぎだろうか。
「あ……っ! エドガー、や、だめ」
「ティナ……だめなのかい? どうして?」
「だ、だって、や、あ、ああ……っ!」
「でも、君が俺を飲み込んで、ほら、離さないよ……」
離さないのはティナではなく、俺の方ではないだろうかと一瞬考えるが、そんな考えもティナの身体を貫く感覚に溶けてなくなった。
ティナと初めて結ばれたのはもう何年も前のことで、それから数え切れないほどこうして抱いてきたというのに、未だに時折自制が効かなくなる自分に内心苦笑を禁じ得ない。それでも、どうしようもなくティナが愛しくて欲しい。ティナの前でだけは、ただのエドガー・ロニ・フィガロでいられる。
ティナの中に自らを奥まで沈めきるまでに、ティナはエドガーの背中にしがみつくように腕を回して、幾度も震えた。温かな肉壁がぎゅうとエドガー自身を歓迎するかのように収縮して、胸の内がひとつの感情で溢れかえってしまう。
「ティナ……イッちゃった?」
「だから、だめって……」
頬を朱に染め上げ、蕩けた瞳で震えながら熱い息を吐くティナに、かけたい言葉が浮かんでは消えていく。かわいい、可憐だ、愛しい、もっと見せて、色々あるはずなのに言葉にならない。ティナの中は熱くてとろとろとしていて、エドガー自身も熱くて溶けてしまいそうだ。
「ごめんよ」
目尻に浮かぶ涙を口唇で少しだけ拭いて、ティナを抱きしめて髪を撫でてやる。泡とお湯と互いの汗でしっとりと濡れた肌が密着しているのが気持ちよくて、一番深いところで繋がり合っているのが熱くて、たまらなくしあわせだ。これがあるから止められない。
少し呼吸を落ち着けたティナが、蒼い瞳を細めてふわりと微笑んだ。
「ごめんなさい、私こそ」
「どうして謝るんだい」
「だめじゃないのに、だめって言っちゃったから……」
「そんなの、謝るのは俺の方だよ。君が欲しいという気持ちを抑えきれなかった」
「エドガーはいつもそうなんだから」
くすくすと笑うティナにエドガーは困ったような笑みを見せた。確かに、いつもそういうことを言っている気がする。
ティナが欲しい。ティナが愛しい。もっと奥まで繋がりたい。
全部本心なのだから仕方ない。
「でもね」
ティナの小さな手がエドガーの頬を柔らかく覆う。
「私も、エドガーがいっぱい欲しいの……。抑えきれないくらい」
そのままティナの顔が近付いてきて、ふわりと口唇を重ねられた。ぺろりと口唇を舌で舐められて、薄く開いてやればそのままティナの小さな舌が侵入してくる。応えるようにちゅうと吸ってやれば、ティナの中がきゅんと疼くのがわかって、エドガーはそのままゆるりと腰を動かした。粘膜のこすれる音が聞こえる。
「ん……っ、んぅ、ふ……っ」
「ふ……、ぅ……」
上も下も繋がり、固く抱き合ったまま腰を突き入れていくと、離すまいとティナが全身でしがみついてくるのが言葉にならないほど愛おしい。ティナの中はエドガーを柔らかく受け入れ、しかしきつく抱きしめてくれる。きもちいい。
「エドガー、あっ! ……わかる? わたし、……っ、エドガーのでいっぱいで、エドガーのかたちににぴったりなの……」
「ああ、わかるよ、ティナ……、とても、よくわかる……っ」
「うれしい、エドガー、エドガー……っ、……あっ!」
「ティナ、俺だけの、ティナ……!」
熱に浮かされたように互いの名を呼びながら、素早くティナを数回貫くとエドガーはそのまま高まりきった熱に身を委ねた。ティナの中で迸る白濁に、少し遅れてティナも絶頂を迎えたのか、一際きつく上も下も抱きしめられた。ティナの指が少しだけ肩に食い込むが、痛さよりも快感と充足感の方が勝って、エドガーはふわりと微笑んだ。
はあはあと荒い息を吐きながら、ティナの額や頬に口唇を落としていると、ティナもふわりと微笑んだ。少し顔を上げて、ティナの口唇がエドガーの鎖骨に触れる。
「泡を流していないから、だめだよティナ」
「ん、いいの。もう、ほとんどついていないわ」
「ティナ……」
ちゅう、と吸われ少しだけ歯を立てられる。恥ずかしそうにはにかんだ表情のティナが顔を上げると、エドガーの鎖骨部分には鮮やかな赤い痕が残されていた。
「ふふ、どうしたんだい」
「急なお仕事だから仕方ないってわかっていたけど、ちょっと寂しかったから。リルムともっとゆっくりお話したかったんだけど、セッツァーとすぐにお部屋に戻っちゃったし。私も、エドガーと一緒にいたいなって思っちゃったの」
「あのふたりは……まあ、仕方ないね。ごめんよ。さすがに城のことは師団長たちだけではどうにもならないから」
「ううん、いいの。私はそこでお仕事を優先させて頑張るエドガーが大好きよ。お仕事が終わって今夜は一緒にいられるから、嬉しい」
頬を染めて、笑顔を見せるティナにエドガーも笑みを返す。
ああ、胸の内が温かいもので満たされて、しあわせだ。ティナが笑顔で待っていてくれるから、ティナが隣で微笑んでいてくれるからと思えばこそ、その笑顔を守るためにも、自分と同じように愛する者の笑顔を待っている国民のためにも、持てる力の全てを尽くして頑張れる。
ぶるりと一瞬だけ寒気を覚えて、ティナを抱きしめる。ティナの身体も少し冷たくなっていた。
「とりあえず、泡を流してお湯に浸かろうか。このままでは風邪を引いてしまう」
「ふふ、そうね。王様が風邪を引いちゃいけないわ」
「王妃様もだよ」
名残惜しいがゆっくりと自身を引き抜くと、ティナの小さな体内からこぷりと白いものと蜜が混ざり合って溢れる。互いに丁寧にお湯で泡と汗を流して、エドガーはティナを抱き上げると広い浴槽にちゃぷりと浸かった。温かいお湯が、身も心も溶かしてくれる心地がする。柔らかなティナの身体を腕の中に収めているとふわふわとしてくる。
「……やっぱり、エドガーといるとあったかいわ。エドガーといるのが、大好きよ」
「俺もだよ、ティナ」
ティナを後ろからそっと抱きしめて、うなじに口づける。ティナと同じようにちゅうと吸い付いてやれば、その白い首筋に鮮やかな赤が映えた。
「エドガー、そんなところだめよ……」
「見せてやればいいさ。俺は世界中に自慢したくて仕方ないんだ。ティナが世界一愛しいのだと」
「もう、エドガーはいつもそうなんだから」
くすくすと笑い合いながら、何度目かもわからないキスを交わした。ぱしゃりとお湯が跳ね、ティナがエドガーに向き合って抱きしめ合う。エドガーの腕の中は何より温かくて安心できて、この場所を守るためなら何でもしようと思える。
王妃としての生活は何年経とうと慣れないことの方が多い。人の多いところは苦手だし、政治も軍事もどれだけ学んでも、ティナには難しいことが多くエドガーの力になりきれない自分を不甲斐なく感じることもある。
それでも、エドガーの隣にいたい。エドガーが安心して執政に励めるように、せめて城内のことに関しては自分に任せてと胸を張って言えるようになりたい。エドガーはとても立派な王様なのに、妻である自分のせいで何もできなくなってしまうのは嫌だ。
エドガーはティナに対してどこまでも優しい。「無理をしなくていいんだよ」と優しく笑って、真綿でくるむように守ってくれる。だが、ティナがエドガーと共にフィガロで生きることを選んだのは守ってほしかったからではない。
「私も世界一貴方を愛してるわ、エドガー」
自分の居場所を、未来を、そして愛する者も全部守ると決めたから。
「あ……っ! エドガー、や、だめ」
「ティナ……だめなのかい? どうして?」
「だ、だって、や、あ、ああ……っ!」
「でも、君が俺を飲み込んで、ほら、離さないよ……」
離さないのはティナではなく、俺の方ではないだろうかと一瞬考えるが、そんな考えもティナの身体を貫く感覚に溶けてなくなった。
ティナと初めて結ばれたのはもう何年も前のことで、それから数え切れないほどこうして抱いてきたというのに、未だに時折自制が効かなくなる自分に内心苦笑を禁じ得ない。それでも、どうしようもなくティナが愛しくて欲しい。ティナの前でだけは、ただのエドガー・ロニ・フィガロでいられる。
ティナの中に自らを奥まで沈めきるまでに、ティナはエドガーの背中にしがみつくように腕を回して、幾度も震えた。温かな肉壁がぎゅうとエドガー自身を歓迎するかのように収縮して、胸の内がひとつの感情で溢れかえってしまう。
「ティナ……イッちゃった?」
「だから、だめって……」
頬を朱に染め上げ、蕩けた瞳で震えながら熱い息を吐くティナに、かけたい言葉が浮かんでは消えていく。かわいい、可憐だ、愛しい、もっと見せて、色々あるはずなのに言葉にならない。ティナの中は熱くてとろとろとしていて、エドガー自身も熱くて溶けてしまいそうだ。
「ごめんよ」
目尻に浮かぶ涙を口唇で少しだけ拭いて、ティナを抱きしめて髪を撫でてやる。泡とお湯と互いの汗でしっとりと濡れた肌が密着しているのが気持ちよくて、一番深いところで繋がり合っているのが熱くて、たまらなくしあわせだ。これがあるから止められない。
少し呼吸を落ち着けたティナが、蒼い瞳を細めてふわりと微笑んだ。
「ごめんなさい、私こそ」
「どうして謝るんだい」
「だめじゃないのに、だめって言っちゃったから……」
「そんなの、謝るのは俺の方だよ。君が欲しいという気持ちを抑えきれなかった」
「エドガーはいつもそうなんだから」
くすくすと笑うティナにエドガーは困ったような笑みを見せた。確かに、いつもそういうことを言っている気がする。
ティナが欲しい。ティナが愛しい。もっと奥まで繋がりたい。
全部本心なのだから仕方ない。
「でもね」
ティナの小さな手がエドガーの頬を柔らかく覆う。
「私も、エドガーがいっぱい欲しいの……。抑えきれないくらい」
そのままティナの顔が近付いてきて、ふわりと口唇を重ねられた。ぺろりと口唇を舌で舐められて、薄く開いてやればそのままティナの小さな舌が侵入してくる。応えるようにちゅうと吸ってやれば、ティナの中がきゅんと疼くのがわかって、エドガーはそのままゆるりと腰を動かした。粘膜のこすれる音が聞こえる。
「ん……っ、んぅ、ふ……っ」
「ふ……、ぅ……」
上も下も繋がり、固く抱き合ったまま腰を突き入れていくと、離すまいとティナが全身でしがみついてくるのが言葉にならないほど愛おしい。ティナの中はエドガーを柔らかく受け入れ、しかしきつく抱きしめてくれる。きもちいい。
「エドガー、あっ! ……わかる? わたし、……っ、エドガーのでいっぱいで、エドガーのかたちににぴったりなの……」
「ああ、わかるよ、ティナ……、とても、よくわかる……っ」
「うれしい、エドガー、エドガー……っ、……あっ!」
「ティナ、俺だけの、ティナ……!」
熱に浮かされたように互いの名を呼びながら、素早くティナを数回貫くとエドガーはそのまま高まりきった熱に身を委ねた。ティナの中で迸る白濁に、少し遅れてティナも絶頂を迎えたのか、一際きつく上も下も抱きしめられた。ティナの指が少しだけ肩に食い込むが、痛さよりも快感と充足感の方が勝って、エドガーはふわりと微笑んだ。
はあはあと荒い息を吐きながら、ティナの額や頬に口唇を落としていると、ティナもふわりと微笑んだ。少し顔を上げて、ティナの口唇がエドガーの鎖骨に触れる。
「泡を流していないから、だめだよティナ」
「ん、いいの。もう、ほとんどついていないわ」
「ティナ……」
ちゅう、と吸われ少しだけ歯を立てられる。恥ずかしそうにはにかんだ表情のティナが顔を上げると、エドガーの鎖骨部分には鮮やかな赤い痕が残されていた。
「ふふ、どうしたんだい」
「急なお仕事だから仕方ないってわかっていたけど、ちょっと寂しかったから。リルムともっとゆっくりお話したかったんだけど、セッツァーとすぐにお部屋に戻っちゃったし。私も、エドガーと一緒にいたいなって思っちゃったの」
「あのふたりは……まあ、仕方ないね。ごめんよ。さすがに城のことは師団長たちだけではどうにもならないから」
「ううん、いいの。私はそこでお仕事を優先させて頑張るエドガーが大好きよ。お仕事が終わって今夜は一緒にいられるから、嬉しい」
頬を染めて、笑顔を見せるティナにエドガーも笑みを返す。
ああ、胸の内が温かいもので満たされて、しあわせだ。ティナが笑顔で待っていてくれるから、ティナが隣で微笑んでいてくれるからと思えばこそ、その笑顔を守るためにも、自分と同じように愛する者の笑顔を待っている国民のためにも、持てる力の全てを尽くして頑張れる。
ぶるりと一瞬だけ寒気を覚えて、ティナを抱きしめる。ティナの身体も少し冷たくなっていた。
「とりあえず、泡を流してお湯に浸かろうか。このままでは風邪を引いてしまう」
「ふふ、そうね。王様が風邪を引いちゃいけないわ」
「王妃様もだよ」
名残惜しいがゆっくりと自身を引き抜くと、ティナの小さな体内からこぷりと白いものと蜜が混ざり合って溢れる。互いに丁寧にお湯で泡と汗を流して、エドガーはティナを抱き上げると広い浴槽にちゃぷりと浸かった。温かいお湯が、身も心も溶かしてくれる心地がする。柔らかなティナの身体を腕の中に収めているとふわふわとしてくる。
「……やっぱり、エドガーといるとあったかいわ。エドガーといるのが、大好きよ」
「俺もだよ、ティナ」
ティナを後ろからそっと抱きしめて、うなじに口づける。ティナと同じようにちゅうと吸い付いてやれば、その白い首筋に鮮やかな赤が映えた。
「エドガー、そんなところだめよ……」
「見せてやればいいさ。俺は世界中に自慢したくて仕方ないんだ。ティナが世界一愛しいのだと」
「もう、エドガーはいつもそうなんだから」
くすくすと笑い合いながら、何度目かもわからないキスを交わした。ぱしゃりとお湯が跳ね、ティナがエドガーに向き合って抱きしめ合う。エドガーの腕の中は何より温かくて安心できて、この場所を守るためなら何でもしようと思える。
王妃としての生活は何年経とうと慣れないことの方が多い。人の多いところは苦手だし、政治も軍事もどれだけ学んでも、ティナには難しいことが多くエドガーの力になりきれない自分を不甲斐なく感じることもある。
それでも、エドガーの隣にいたい。エドガーが安心して執政に励めるように、せめて城内のことに関しては自分に任せてと胸を張って言えるようになりたい。エドガーはとても立派な王様なのに、妻である自分のせいで何もできなくなってしまうのは嫌だ。
エドガーはティナに対してどこまでも優しい。「無理をしなくていいんだよ」と優しく笑って、真綿でくるむように守ってくれる。だが、ティナがエドガーと共にフィガロで生きることを選んだのは守ってほしかったからではない。
「私も世界一貴方を愛してるわ、エドガー」
自分の居場所を、未来を、そして愛する者も全部守ると決めたから。